RB26DETT


グループAで勝つために

レース、チューニングにおいて最強を目指し
技術の日産が送り出した直列6気筒ターボエンジン。
数々の記録や伝説を生み出した稀代の名ユニット
それがRB26DETT

600psを見据え

『RB26DETT』とは、Response Balance 2600cc DOHC Electronic Twin Turbo(レスポンス バランス 2600cc DOHC エレクトロニック ツイン ターボ)の頭文字を取ったもの。2600ccという排気量は当時の、グループAというレースカテゴリーのルール条件を考え、最低限の排気量でありながら最高のパワーを出すため選ばれた排気量。

・グループAとは

1981年、FIA(国際自動車連盟)の下部組織だったFISA(国際自動車スポーツ連盟)によって、それまで1から8の数字によって形成されていたレギュレーション(FIA国際競技規則・付則J項)を改正し、AからF・N・Tという8つのアルファベットへ簡略化されたものの1つである。グループAは部門I(量産車部門)に所属し、4座席の大規模量産ツーリングカーが該当する。
連続する12か月間に2,500台以上(1993年より。それ以前は5,000台以上)生産された4座席以上の車両がホモロゲーション(公認)の対象となる。また、改良型の公認(ホモロゲーション)取得として、変形オプション(VO)には2,500台、スポーツエボリューション(ES)には、500台以上の追加生産が必要となっており、これらはエボリューションモデル、あるいは正常進化モデルと呼ばれる。
公認には有効期限があり、生産を中止した日から7年後に公認が無効となる。ただしメーカーによっては公認を延長するところもある。
1982年から施行され、ヨーロッパツーリングカー選手権、世界ツーリングカー選手権(グループA規定の下で行われたのは1987年のみ)、世界ラリー選手権で採用された。 日本では1985年から1993年まで全日本ツーリングカー選手権で採用された。
しかし強力な戦闘力を持つ市販ベース車両を量産する必要があったことからメーカーの負担が増大し、加えて競争の激しさ故に高コスト化が進み、エントラントの減少を招いたため、グループA規定でのレース開催は事実上終了している。ただし規則としては依然機能しており、世界ラリー選手権のWRカー・スーパー2000・スーパー1600・グループRや、世界ツーリングカー選手権で採用されているTC1規定などの公認取得条件にもグループAの規則が用いられている。特にWRCは規則上はグループA車両が参戦することも可能であり、WRカーは2017年現在もベース車両の公認はグループAとして受ける必要がある。またグループAの派生であるグループN、またその派生と呼べるカテゴリが地域選手権に存在しており、レース界における量産ツーリングカーの定義として生き続けている。

Wikipediaより引用

グループA GT-R

©︎日産自動車株式会社

日産の「R」に込められた、レースに勝つために作られたスカイラインGT-R
開発経緯もグループAに合わせ考えられている。
スポーツカーでありながら、なぜ4シーターなのか?
一般市販車とはそもそもの開発経緯が違うのがわかる
世界一のロードゴーイングカーを目指し、復活となるGT-Rの名に恥じない車を作る上で
まずは、エンジンからの開発となった。
そこで開発されたのが「RB26DETT」ユニットとなる。

RB26DETT
RB26DETT
種類・シリンダー数 水冷直列6気筒DOHCツインターボ
シリンダー内径・×行程(mm) 86.0×73.7
総排気量 2568cc
圧縮比 8.5
最高出力(ps/rpm) 280/6800
最大トルク(kgm/rpm) BNR32  36.0/4400
BCNR33 37.5/4400
BNR34  40.0/4400
燃料供給装置 ニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

※最大トルクだけ、ターボ過給圧の変更やボールベアリングセラミックターボの採用、コンプレッサーやタービン形状の見直しなどによりトルクアップが図られている。

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