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西日本豪雨の支援について3年前の教訓から

日々、生きていく為、救助の為、復興の為、尽力をいただいている方々には頭が下がる思いです。
ガレキの撤去、流木の撤去、容赦なく入り込んだ泥水・・・・・
現在も、行方が分からない方もいらっしゃいます。
ご家族、ご友人、皆様のお気持ちを察すると言葉が見つかりません。

自分たちに日常は訪れるのか?
日が増すにつれて、現実を突き付けられ、やり場のない気持ちが大きくなっていく。
連日報道しているマスコミも、実際避難してる人にはどんな内容で報道されているかなんて見る環境すらありません。
家が流されてしまっても、浸水してしまっても、車が無くなってしまっても、土砂に埋め尽くされてしまっても
現実、どうにかして「生活」を取り戻さなくてはならないのは、被災した方々です。

日常を取り戻すのに、数か月・数年・・・・・
何もかもが初めてで、何からすればよいのか。
毎日、家族の事、家の事、仕事の事、生活の事、色々な不安が増えていきます。

3年前、実際に経験しました。
「鬼怒川の決壊」です。

当時、トラスト企画の社長宅は、浸水し、庭に止めてあった5台近くの車も全て水没しました。
会社へ出社している従業員への対応、各運送会社の影響、発送に関する影響など確認し、急いで自宅へ向かうと既に道路は冠水し通れない状況でした。
自宅には年老いた両親、と子供が孤立していました。
川のように流れる茶色い水・・・・・
その中を沢山の漂流物が流れています。
車を自宅近くの当時アピタの屋上に止め、歩いて帰宅。
何度も足を取られそうになるくらい越水してきた水の流れは速かったのを覚えています。

自宅に戻り、避難するのは困難なので自宅の2階に避難を始めました。
生活するうえで必要な物を急いで2階に家族総出で運びました。
その中、ガスでお米を5合炊き、お湯を沢山沸かし、ポットに入れ、
カセットコンロやカップ麺、買置きしていた飲み物、食べ物、割りばし、ラップ、紙コップ、必要最低限の食器類、靴、リビングの大型テレビ、和室の畳も持ち上げられるところは全てテーブルの上に乗せました。
どんどん水は増していき、水に濡れながら、無我夢中で数日間は暮らせるように・・・・
と、家族が必要とする物を考え、恐ろしさの中運んだのを記憶しています。
その際、ブレーカーの電源も落としました。

庭の車が全て水に埋まっていく中、不安しかありませんでした。
周りの景色がみるみる変わり、どこが道路だったかわからなくなるほどでした。
庭にあった小さなコンテナも流れていってしまいました。
その時は、この後、大変な片付けが待っているなど想像もできませんでした。
ただただ、増えていく川の水を二階の窓から眺めているだけでした。

そして、鬼怒川が決壊しました。
どこで決壊したのかはわかりませんでしたが、決壊後水位がどんどん下がっていきました。
タブレットなどで一生懸命ニュース情報を探しました。

水位が下がると現実と向き合わなければいけません。
幸いにも1階部分しか浸水しなかったので、下へ降りると見るも無残な事になっていました。
沢山の物が散乱としていました。
夜を徹して掃除をはじめました。
何から手を付けてよいのか・・・・呆然とする時間も多々ありました。

そんな中、思ったのが、ガレキを運び出すための「車」です。
泥まみれの物を何で運び出せばよいのか・・・・・
もし、車が無事だったとしても、泥まみれの生活用品を乗せるには困難です。
社長様は、すぐに「軽トラック」の手配をはじめました。

幸いにも、トラスト企画の営業所(現所在地:下妻市)は被害に遭いませんでしたので、
オークションにて軽トラックを購入しました。
そして、地元である常総市の皆様のお力になりたい!その一心で「復興支援車」として「無料で貸出」をはじめました。

当時、Facebookのみで、呼びかけましたが沢山の方に閲覧していただき、シェアしていただき、コメントをいただきました。
励ましのお言葉を沢山いただき、すごく心の支えになったのを覚えています。
沢山の方にご利用いただけたのも、沢山の方にシェアしていただいたからだと感謝の気持ちでいっぱいでした。
軽トラックを借りに来られた皆様は、大変な中「笑顔」で「ありがとうございました」
と仰っていただき、その「笑顔」が復興への源になったのも確かです。
毎日、毎日、重たい泥と、汚れてしまった使えないものの片付け。
先が見えない片付けに、精神的にも追い込まれていました。

人は一人では生きていけない。とよく耳にしますが、本当に助け合う心は、同じ境遇の人達の心の支えとなるんだって、
本当に困難な時、その支えは大きいんだって身をもって実感しました。

西日本集中豪雨において、お近くの地域でもし、車屋さんがいらっしゃったら
もし、可能であれば一台でもよいので、賛同していただける方がいればと思い、今回取材に応じさせていただきました。

突然、メールをいただき驚きましたが、このような形で何かのきっかけになって頂けるのであれば幸いです。

取材を申し込まれた所はHUFFPOST 日本版 です。
もしよかったら、読んでみて下さい。

「車さえあれば…」豪雨災害からの再建 いま、経験者が伝えたい「3年前の教訓」

 

長い文章を読んでいただき有難うございます。

ぶ~こ

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